ジングルベル 日本語の歌詞10種類をくらべてみました

2021年12月29日

こもりうた動画はこちら

youtubeチャンネル【リアルこもりうた】 イラスト·アニメーション:ささきまゆ

「ジングルベル」は、1857年に

アメリカの牧師ピアポントが作詞、作曲した曲です。


クリスマスに、ベルの楽しい音が聞こえてくるような

素敵なメロディーですね♪


クリスマスソングで最もよく知られている歌ではないでしょうか。


「ジングルベル」は日本では1941年(昭和16年)から

いろんな詩に翻訳されて歌われてきました。


実に10曲以上の歌詞があるんです!

ちなみに↑の動画では3種類(宮沢、音羽、庄野版)の歌詞で歌っています。

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「ジングルベル」の英語歌詞

元の英語の詩と直訳がこちら。

Dashing through the snow,
雪の中をかけぬける

In a one horse Open sleigh,
一頭立てのソリで

O’er the fields we go,
野原を行く

Laughing all the way;
笑いながら

Bell’s on the bobtail ring,
そりの後ろのベルが鳴り響く

Making spirits bright;
心を明るくする

What fun it to ride and sing
今夜はそりに乗って歌うのが楽しい

a sleighing song tonight!
そりの歌を歌うのが楽しい!

Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!
ジングルベル!ジングルベル!すべてを揺らせ!

Oh, what fun it is to ride, In a One horse open sleigh!
ああ、乗るのが楽しい、一頭立てのソリで!

Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!
ジングルベル!ジングルベル!すべてを揺らせ!

Oh, what fun it is to ride, In a one horse open sleigh!
ああ、乗るのが楽しい、一頭立てのソリで!

「ジングルベル」作詞・ピアポントより引用

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元の歌詞はクリスマスとは関係なく、


主に「雪の中を馬のソリで走るのは楽しいな


ということを歌っています。

↑「一頭立てのソリ」とは、

馬などが一頭で引くソリのことです。

「ジングルベル」の日本語歌詞10種類をくらべてみました

それぞれの日本語歌詞を見くらべてみたいと思います!

1.宮澤章二

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走れソリよ、風のように〜」で始まる、

1番有名な歌詞ではないでしょうか?



「光の輪が舞うー!」と「舞、う!」の

2種類の歌い方があります。

笑い声が雪になる、歌声が星空へ飛んでいくなど

ファンタジックな歌詞が特徴的ですね✨



3番まであるなんて知りませんでした!

(「ジングルベル」作詞・宮澤章二より引用)

2.音羽 たかし

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雪をけり、野山こえて〜」で始まる歌詞。

こちらも聞いたことがあると思います!

「オー!」とかけ声が入るのが特徴です。

歌詞もやさしく、子どもが歌いやすそうですね。



Eテレ「おかあさんといっしょ」ではこの歌詞を使うことが多いです!

(「ジングルベル」作詞・音羽たかしより引用)

3.庄野正典

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雪をけって、ソリはすすむ〜」で始まる歌詞。



こちらは原曲に近い形で訳された歌詞ですね!

1950年前後に作られたようで、

少し年代を感じる言葉づかいです。

(「ジングルベル」作詞・庄野正典より引用)

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4.堀内 敬三

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なんと「ジングルベル」ではなく「ランランラン」になっています!

(2番は「ジングルベル」ですが)



堀内敬三さんは「遠き山に日は落ちて」、

モーツァルトの子守唄」などたくさんの訳詞を手がけています。



日本人になじみやすいように作詞されたのかもしれません。

(「ジングルベル」作詞・堀内敬三より引用)

5.久野静夫

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久野静夫さんは音楽教育に力を注いでおり、

たくさんの音楽教科書の編集や校歌の作曲をしていた方です。



そう思うと、模範的でマジメな歌詞に思えてきます。

6.高田 三九三

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こちらはアニメ「オバケのQ太郎」の

キャラクターたちが歌うジングルベルです!

このために作られたのではないようですが…。



陽気で力強い歌詞です♪

7.藤浦洸 その1

こちらが「ジングルベル」の

最初の日本語バージョンのようです!



「青空行けば」というタイトルで、

メロディーだけ同じで

内容は戦時中の青年の青春を描いた歌詞になっています。

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8.藤浦洸 その2

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↑と同じ作詞家さんが後に作った歌詞で、

美空ひばりさんが歌ったものです。

馬は「小馬」になっていますね!



「ジングルベル」のメロディが少し違っていて、

なんだかセクシーさを感じます💋

9.野上彰


サビが「ならせ、ならせ、すずならせ 

ランランラン…」という

他にない訳しかたです!

(「ジングルベル」作詞・野上彰より引用)

10.作者不詳

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こちらは、サビが英語そのままです!

「ランランランラ…」と

けっこう単純な(笑)歌詞が続きます。



が、Aメロはかなり創作された

男らしい歌詞になっていて、対比がおもしろいです。



その他にも、安西 愛子さん・井田誠一さん・

新沢 としひこさん作詞のものもあるみたいですが

歌詞、音源ともに見つかりませんでした💦

こんなにたくさん翻訳されていてビックリしました!

意外と日本語バージョンもザ・クリスマス!って感じはないですね。

時代やターゲットによっても歌詞の違いが見られておもしろいですね⭐︎

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