あめふり 歌詞の意味は? 5番まで、北原白秋の想いを考える

2023年4月18日

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あめふり」は、1925年(大正14年)に

発表された童謡です。



作詞は北原白秋さん、作曲は中山晋平さん。


あめあめ ふれふれ かあさんが〜」から

始まる、雨の日の有名な童謡です。



この歌、実は5番まであって

とてもハートフルなストーリーなんです。



言葉の意味や歌詞の背景を考えてみました!

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「あめふり」の歌詞

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雨の日、おかあさんに傘をもって

迎えに来てもらった男の子。



おかあさんと一緒に帰っていたら、

傘がなくて泣いている子を見つけます。



そこで、男の子はその子に自分の傘を貸し、

自分はおかあさんの傘に入って帰ります。



優しい親子の様子が伝わってきますね✨


ピッチピッチ チャップチャップ

ランランラン
」の合いの手が

雨の日の楽しさも表現しています。

(「あめふり」作詞・北原白秋より引用)

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「あめふり」言葉の意味と考察

歌詞の言葉の意味と

全体の考察をしてみました!

もしかしたら架空のストーリーではないのかも…?

1番

【じゃのめ】…蛇の目傘。蛇の目のような
白い輪の模様がついた和傘。


【おむかい】…お迎え。当時の東京方面のなまり。



男の子はおかあさんにお迎えに来てもらえる

雨の日がとても好きなようです。



あめあめ ふれふれ」と雨を待ち望んでいる

様子がかわいいですね。

2番

【ゆこゆこ かねがなる】…「鐘」ではなく
鞄の「留め金」の音。(諸説あり)

closeup photo of brown leather crossbody bag


おかあさんの鞄を得意げに持ってあげて、

大きいせいか留め具が擦れて

音を立てているのでしょう。



ゆこゆこ」と金属がこすれる擬音、
なんとなく想像できますよね!


3番

【ねかた】…根本・根元。



傘がなくて濡れて泣いている子を見つけます。



北原白秋の出身は福岡県の「柳川市」で

名前のとおり柳の木が多いそう。

まさに歌のイメージ通りの風景!


4番

きみきみ このかさ さしたまえ」と

ちょっと偉そうに傘を貸す男の子。



おかあさんのお迎えで

テンションが上がってるのでしょうか、

母にいい所を見せたい!」という

気持ちも垣間見えます。



傘がない=お迎えのない子に対する

同情心もあるのかもしれません。

5番

おかあさんの傘に2人で入って帰ります。

きっとそれもとても嬉しいのでしょう。



おかあさん大好きな「ぼく」が

お迎えがうれしくてうれしくて、

人助けもして「すごいでしょ!」、

同じ傘でくっついて帰るのも楽しいな…



子どもの感情がすごくリアルなんですよね。


うちの子に置き換えても言動が想像できる…笑



故郷の風景も感じさせることから

北原白秋の思い出を書いた歌なのかな?と

感じました。



実際にお母さまは気丈でやさしい方で

白秋の詩人になるという夢を応援してくれ、

白秋も深く敬愛していたようです。

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