こもりうた動画はこちら
youtubeチャンネル【リアルこもりうた】 イラスト·アニメーション:ささきまゆ
暑くて寝苦しい夏の夜、
背筋も凍るような怖い子守唄で
涼しくなってみませんか?
日本や世界の子守唄から
とても怖い歌詞のものを集めてみました!
外国語の歌詞は
全て日本語に訳して歌ってますので
ぜひ聞いてみてくださいね!
1,島原の子守唄
こもりうた動画はこちら
youtubeチャンネル【リアルこもりうた】 イラスト·アニメーション:ささきまゆ
→歌詞をみる
方言が強めなので
少しわかりにくいですが、
怖い部分はこちら。
鬼の池 九助どんの 連れんこらるバイ
「島原の子守唄」作詞:宮崎康平より引用
これは早く寝ないと
鬼の池(地名)にいる怖いおじさんに
外国に売るために連れて行かれるよ、
という意味です。
実際に当時の島原であった話なので、
現実味があって恐ろしいですね。。
↓詳しくはこちら
2,竹馬よいち
こもりうた動画はこちら
ねんねころいち 竹馬よいち
滋賀県の子守唄 作詞者不詳
おかぶ揃えて 舟に積むゥ
舟に積んだら どこまでゆくや
賽の河原の 橋の下
橋の下には 怖い蛇がござる
怖い蛇やげな うそじゃげな
滋賀県に昔から伝わる子守唄です。
死んだ子どもが行くという
賽の河原に連れて行くぞ、
怖いヘビも出るぞという
脅しの入った歌です。。
言ってるのがちょっとカワイイ!
3,高知の子守唄
こもりうた動画はこちら
→歌詞はこちら
日本の子守唄のなかでも
トップクラスの残酷さを見せる歌詞。
早く寝ないと
大根のように刻むぞ、
そして風にのせて飛ばすぞ
と赤ちゃんへの憎しみに溢れてます。
でも最後は自分の境遇と重ねている、
実は悲しい歌なんです。
4, ニンナナンナ(イタリアの子守唄)
こもりうた動画はこちら
ねんね ねんね ねんねよ ぼうやをあげよう
訳詞:ゆめじ (抜粋)
ねんね ねんね ねんねよ だれにわたそう
まじょにあげたら 7日 かえらない
おうしにあげたら1年 かえらない
ようせいにあげたら いいこにそだつ
そしてあなたは ねむりにつくの
寝ない子をママが自ら
怖い魔女や牛に預けようとする、
優しいメロディーに反した
恐ろしい歌詞です。
5,DUERMETE NINO (スペインの子守唄)
こもりうた動画はこちら
ねんね ぼうや もう ねんね
訳詞:ゆめじ
こわいココ やってくる
ねんね ぼうや もう ねんね
こわいココに たべられる
こちらは単純な歌詞で、
寝ないと怖いオバケが出るぞ〜!
と歌っています。
食べられるのはかなりイヤですね💦
「ココ」というのは
スペインや南米に伝わるオバケです。
シーツをかぶったような人の形とも
ココナッツに目と口の穴が空いたような怪物
とも言われていますが
あまり決まったイメージは無いようです。
6,ナナネネ (ブラジルの子守唄)
こもりうた動画はこちら
さあさねんね ワニのおばけが
訳詞:ゆめじ
あなたをさらう ママはおしごと
こわい こわい こわい くろいうしが
あなたをつかむわ しかめっつらで
ゆうれいよ やねからおりて
このこを しずかにねむらせて
こちらもオバケが出る系。
3種類の怪物で脅かします。
●CUCA(クーカ)というワニの老魔女
●黒い牛の怪物
●ブギーマンという子どもをさらいにくる幽霊
7,DODO TITIT (ハイチの子守唄)
こもりうた動画はこちら
ウトウト ちっちゃなママ
訳詞:ゆめじ
ウトウト ちっちゃなパパ
いつまでも ねないこは
カニさんに たべられる
ママはいない かわにいった
パパもいない うみにいった
こちらはカニに食べられる!
現実味があってむしろ怖いかも。。
ハイチは南米のカリブ海に浮かぶ島国。
海が近いのでカニは身近な存在なのでしょう。
ハイチは世界で2番めに貧しい国といわれており、
働きに出なければいけない両親の
早く寝てほしいという気持ちが見えてきます。
ハイチ語の原曲は発音がかわいらしく、
子守唄にぴったりです。
8,Bayu Bayushki Bayu (ロシアの子守唄)
こもりうた動画はこちら
ねんねんころりよ ころがらないで
訳詞:ゆめじ (抜粋)
オオカミがきて さらわれちゃうよ
あなたをもりに ひきずりこんで
やなぎのしたに おいてけぼりよ
どうかオオカミよ こないでおくれ
ねんねんころりよ ころがらないで
オオカミがきて さらわれちゃうよ
あなたをもりに ひきずりこんで
キイチゴのきに おいてけぼりよ
おくちのなかに キイチゴがはいる
ホラーゲームでも使われているこの歌。
ベッドから落ちるような場所に寝ると
オオカミに連れて行かれるよ、
という歌詞。
訳詞はやわらかい表現にしていますが
原詩は木の下に埋めてしまいます…!
ここまでの曲は
かわいいメロディーに怖い歌詞、でしたが
この歌はメロディーも不気味。
単純な音を淡々とくりかえすのが
恐ろしさに拍車をかけています。
9,Highland Fairy Lullaby (スコットランドの子守唄)
こもりうた動画はこちら
ぼうやを置いて そこに 寝かせて
訳詞:ゆめじ (抜粋)
ぼうやを置いてブルーベリーをつんだ
Ho-van, ho-van gorry o go,
Gorry o go, gorry o go;
Ho-van, ho-van gorry o go,
ぼうやがいなくなった
カワウソの足跡を 足跡を 追って
カワウソを追った でもぼうやはいない
湖の白鳥を 白鳥を 追って
白鳥を追った でもぼうやはいない
この歌は今までのオバケ的な怖さではなく、
赤ちゃんから目を離したら消えていた、
どこを探してもいないという
リアルにゾッとする歌です…。
「Ho-van, ho-van…」の部分は
母親の悲痛な叫びを表しているようです。
怖い妖精が赤ちゃんを連れ去った
という意味からのタイトルですが
母親が怖いものの存在をわかってない所が
他の曲と違いますね。
ちなみに歌詞はもっと長いですが
最後まで赤ちゃんは見つかりません…。
10,bíum, bíum, bambaló (アイスランドの子守唄)
こもりうた動画はこちら
ゆらゆら 赤ちゃん
訳詞:ゆめじ (抜粋)
ねんねよ ディリディリドー
窓の外側には ぼんやり浮かぶ なにか
大きな山が あなたを満たすとき
音を奏でましょう あなたの心のため
嵐の日には 暗闇がせまる
影を追い出すため ろうそくに火を灯す
この歌に登場するものは
オバケなのか?悪人なのか?
何者かはわからないけど
窓にひそんでいるものが…
という正体のわからない怖さ。
「ディリディリドー(dillidillidó)」は訳がなく、
寝かしつけのための
意味のない言葉なのでしょうか。
こちらも暗いメロディーが恐怖心を煽りますが、
最後まで聞くと
赤ちゃんをとても愛していることが
よく分かる歌詞です。
おまけ・アナ雪の子守唄/なぜ怖い歌詞になるのか?
「アナと雪の女王2」で歌われる子守唄にも
ちょっと怖い表現が使われています。
あなたが求める 答えはそこに眠る
アナと雪の女王2より引用
探してみなさい おぼれないようにね
これを歌いながら
「なぜ子守唄には脅かすような言葉が入ってるの?」
と疑問に思うエルサたち。
子守唄に怖い歌詞が入るのは
世界共通なんですね。
母親の子育てに対する
不安やストレスを解消するために
怖い歌詞になる、という説があるようです。
ストレスはすごい!
日本ではとくに、
子守奉公をする娘による歌が多いので
ストレスをぶつけるような歌になりがちかも。
赤ちゃんから目を離さないように、
ベッドから落とさないようにという
自分への戒めを感じる子守唄もありますね。
ほんと〜にお疲れ様です!!
って気持ちになりますね…